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よるのないくに 感想/レビュー

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前書き:


以下、ネタバレは無し。

結論から言えば、少なくとも百合好きであるなら、安心して購入されて良いと思われます。
難易度は低めですので、アクションが苦手な方でも大丈夫です。

百合的に期待している方々に向けて軽くコメントしておきます。

二十時間程度で終わる分量ですので、シナリオとしては濃くはありません。
アニメに換算すると確実にワンクール以下の内容です。

トゥルーエンディングを見る為には、上記から更に四時間くらいはサブシナリオのお使いをしなければなりません。
これだけの労力を掛けて、追加されるのは一分程度だったでしょうか、少々肩透かしを食らってしまいました。

2015/10/15から、前日譚が無料DLCで読めるようになります。



百合的な面とシナリオについて:


最初から関係がかなり出来上がっている為、二人を割と遠くから眺めているような感じになります。

行く先々に思い出が落ちていて、それを拾うことでリュリーティスの思いを垣間見ることも多々あります。(十九回)
お互いの胸中は、夢の中では嘘がつけない、という設定で部分的には語られます。
リュリーティスの日記を読む
ことでも、その胸中を伺い知ることが出来ます。

男性二人がアーナスに軽くちょっかいを出してくる事はあるものの、百合的に問題無いと思われる範囲です。
一つ不快に思われそうな点としては、ロイドというキャラが、買い物の度に、
“さあ、俺のなにがほしい? 素直にねだってみな、お嬢ちゃん”という台詞を音声付きで言う
ことです。

女性型の従魔(セルヴァン)が二人、アーナスに心酔しているような所があるので、
ハーレム的なパーティにする
ことも可能です。
セルヴァンとの簡易的なイベントもあります。(拠点であるホテルで少し話す程度)

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それと、エンディングには救済措置があるので、選択肢を間違ってもやり直す必要はありません。
http://ds-can.com/yorukuni/story/end.html

巷で言われている通り、ありがちなシナリオはいいとしても、
肉付けや構成が非常に甘いので、物語としてはそこまで期待してはいけません。
また、演出としてもさして練られてはいない為、感情を強く突き動かされる事もあまりありませんでした。
(とはいえ、全く無いわけではありません)

コンシューマーゲームのRPGでここまでやってくれるんだ、
と思わせてくれたのが数回あったので、百合的には推していきたい作品です。
二十時間程度で一通り終わる作品としては、小奇麗にまとまっています。



システムについて:


ゲーム自体としては、目的地の場所が判り難いという点が目に付きました。
どこを通ればそこに行けるのかが判然としないので、目星をつけて回るもかなりありました。
ですが、半数は封印されている場所を頭の片隅に入れておけば大丈夫です。
(これは、シナリオを進めていくと解放されていきます)

戦闘部分は、個人的には満足していて、ゼノブレイド(無印)よりは好きな部類です。
パーティーにもよりますが、魔法のエフェクトが派手過ぎて、情報が把握し難いです。
稀に極僅かだけカクつく事がありましたが、特に問題では無いでしょう。(PS3 CECH-4300)

雑魚敵は連打しているだけで勝てますが、終盤のボスは全体のHPとSPに配慮しつつ、
位置取りに注意しながら、回避とガードを行い、諸々の攻撃を行っていくので、結構苦労します。
無理にアーナスを前線で戦わせるよりは、セルヴァン主体の戦い方の方が楽でしょう。

状態異常を無効化する装備を揃えないと、まず勝てないボスもいますが、それは店で買えます。
お金は金塊をいくつか拾う事があるので、そうそう困らないでしょう。
猫型セルヴァンを放置するだけでも稼げるので、積極的に利用したい所。

レベル上げはラスボスとクリア後のボス以外は基本的には不要です。しかしこの点でも親切設計で、
ほとんどのボスとは何度でも戦えるので、簡単にレベルが上がります。

アーナスの攻撃力が、攻撃特化のセルヴァンよりもかなり低いので、前で戦うなら装備のボーナスで補う必要があります。
レベルが9まで上がると、強い武器が使えるようになるので、そこからはアーナスを主体にするのも手です。

モデリングに関しては非常に可愛らしいですね。
VITA版は最適化されておらず酷いので、PS3かPS4が良いでしょう。(勿論、PS4がより良い)
カメラの視点をキャラに近づける事がほとんど出来ないのが残念です。

会話時におけるキャラの演技(動き)が少ないので、感情の表現が薄いです。
それがありがちシナリオとあいまって、実に記号的なものとなっています。

それと、個人的には、ボス戦に入る際にもっとアクションを見せてもらいたかった。(DMC的な)
この辺りからしても、予算が抑え目なのだろうと推測されます。

サウンドトラックは七十曲以上と非常に豪華です。割と単調な作品でしたが、
音楽と演技による演出がそれを緩和していたと言えるでしょう。

全体としては、後に、佳作という評価が一般的になるものと思われます。
しかし昨今の厳しい捉え方によっては、それ以下のものと見なされる事もあるでしょう。

売り上げは国内のパッケージにおける初週だけで約八万枚。今後の展開に充分期待が出来そうです。

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※PS4版も後に買いました




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