
・バレットガールズ2 感想/レビュー
・バレットガールズ 関連書籍 レビュー
前書き:
「オメラビZ」に続き、こちらもやってくれました。かなり百合百合しくなっています。
初代から追い続けてきたのが報われました、思わず口角が上がってしまいます。
今作はシナリオに力が入っており、モデリングも向上しています。
掛け合いも面白く、キャラの魅力がこれまで以上に引き出されています。
前作までを未プレイの方にもお薦め出来ます。
2までのシナリオはあって無いようなものですし、キャラ紹介は本作冒頭でなされます。
設定が付加されたキャラも一部存在するので、完全に前作と地続きという感じではありません。
シナリオは良質なワンクールアニメのそれであり、物語の理解に必要な情報は作中でおよそ全て語られています。
(アクション重視のアニメであるならば、説明を他で補うのも良いですが)
前作までは画面の多くが美少女で占められていた為、非常に華やいでいました。
しかし今作は画面の多くをオークが占領しているので、戦闘時には視覚的にあまり美しくありません。
(最大で四人しか女の子が画面に映りません、ちなみにVitaだと三人まで)
加えて低く唸る(うなる)その声は割と不快であり、そのキックがキャラに命中した際には速やかに殲滅したい衝動に駆られます。
ちなみにモンスター娘は出ません。ドロップキックをしてくる邪の神なんかもいませんので。
またゲーム性という点では、前作までと比較して明らかに劣っています。
その理由は巷で語られている通り、戦術性が狭められており、ステルス要素が無くなっているからです。
ロード時間が最大で約42秒ほどで流石に長過ぎます。(PS4 Slim)
しかし、PS4ではいわゆるマルチタスクになっているので、ロードさせておきながら
キャプチャーギャラリーを眺めるなどして時間を潰せば大丈夫でしょう。試してみて下さい。
ロード中にスマートフォンやタブレットをいじるのも良いですが、プレイ中は触れない方が良いでしょう。
マルチメディア・タスキングは脳に良くないという報告もあります。
一方、アクションゲームによるマルチタスクは良い結果をもたらすようです。
https://no-mark.jp/liveescape/brainpower/multitasking.html#reference10
https://no-mark.jp/liveescape/brainpower/game.html
(完全に立証されてはいませんが、筆者の感覚的には概ね正しいように思われました)
Vita版は処理落ちやグラフィックの低下が見られるようですので、PS4版を選びましょう。
難易度的には、ショットガンを使用するかしないかで大きく異なります。
また、ダークエルフの姉や特定のマテリアルを使うとゲームバランスが崩壊します。
(後者二つは難易度エクスタシー攻略の救済策として、あえて残したのかも知れません)
難易度ノーマルだとおそらく素人でも簡単なくらいで、ハードだとミッションによっては上級者でも虫の息です。
バズーカはヘリを撃墜するくらいしか使い道がありませんし、
スナイパーライフルは、ステルス要素の無さや地形の問題から有効ではありません。
これらは、前作までに良く使われた武装という事もあり、あえてこのようなバランスにしてあるのでしょう。
前作までが<狙い撃つぜ!>という感じなら、今作は<乱れ撃つぜ!>と言いたくなる感じです。
来いよプレイヤー!ステルスなんか捨ててかかって来い!
とでも言いたげな仕様。ランボープレイ推奨。
『バレットガールズ ファンタジア』改め、『バレットガールズ 怒りのミドガルド』とでも呼びたい。
以下、「攻略のコツ」、「システムについて」、「モデリングについて」以外はネタバレ注意。百合的な場面を下部に一部抜粋しておきました。
百合的な面とシナリオについて:
作風に合わせた程々の深さの設定であり、伏線や前振りを配置したり、
ミスリードを誘ったり小道具を使用したりと技量が十分に見られます。
今作のシナリオはほとんど誰が見ても、結末も含めておよそ完全に成功したと言われることでしょう。
システム面の不備から、坊主憎けりゃの精神でシナリオまで槍玉に挙げている方も一部見られますが、
そういったノイズに耳を傾けてはいけません。特に製作および制作サイドはです。
キャラの口調が一部ですが前作までと異なっていた為、なんか同人みたいだな~と途中までは思っていました。
しかしメインシナリオが終わって見れば、これこそバレットガールズだ!と感じました。(前作までを否定するわけでは当然ありません)
尋問がシナリオ上の小道具となっているのがポイントです。
それと、玲美がSFに詳しい感じなのは、新しく設定を追加されたのかも知れません。
今回は演技を一度もスキップしないで聞きました。ネタが練られていて面白いですし、
水増し的な部分も一切見られません。ハイテンションな演技が心地よかったです。
演技の演出にも力を入れていたそうです。
念の為少し残念だった部分についても挙げておきます。
シナリオ上において、オーク関連で個人的に不快な描写が三~四ヶ所ありましたが、流石にセンスが古過ぎでしょう。
オークの身に付けたものを美少女に押し付けるなど、あってはならない事です。
二作目までにも、あの虫を尋問アイテムにしていたあたりは正直どうかと思いますが、使用しなければ特に被害はありませんでした。
オークのあれは尋問アイテムにのみとし、シナリオ部分に絡ませるべきではなかったと個人的には考えます。
とは言え、不快な個所はシナリオ全体の1%にも満たないものであり、さして問題ではありません。
良かった部分に話を戻します。
エクストラシナリオでは笑えるネタも豊富でしたし、何より百合的に充実していて非常に楽しめました。
月代と麻衣部長、咲姫とメリーナ、優理奈とファレンが
主に百合的には美味しかったですが、他の組み合わせも多少あります。
「百合的な場面の抜粋」にて一部を挙げておきます。
麻衣部長のことを敬愛する月代、メリーナのことでれみれみに嫉妬する姫ちゃん、
ファレンちゃんが月代にモミケーションされてるのを見て静かに怒る優理奈ちゃんが特に良かったです。
ラストのエクストラミッションでは微笑ましさ全開でした。本当にプレイして良かったと心から思えました。
麻衣部長ラブな月代の幸せそうな声が最高でした。
ダブル尋問だと好意を寄せている(寄せ合っている)子達で絡ませると、
特別なセリフを口にしてくれるのも凄く良かったです。
攻略のコツ:
戦闘以外の部分から挙げていきます。
一, まずは推しキャラをDLCで手に入れましょう。シリーズのプレイが初めての場合は、無理に購入する必要はありません
二, 細かいことを気にせずに尋問を楽しむには、「猫魔王の手」を購入するのがお薦めです
三, 尋問を心ゆくまで楽しむには「時計」を購入しましょう
さて、次に戦闘に関してです。
四, 前置きで述べた通りショットガンを必ず装備して下さい。UTS-15-Rです
五, ヘリを撃墜出来るようにする為、出現するステージではバズーカ(FIM-92-R)かライフル、
またはマシンガンから一つを選んで下さい。マシンガンならM249-Rがお薦めです
難易度ハード以上をクリアする場合は、この二つはほぼ必須です。
ただし、バディの武器がヘリに届くなら、アタッカーは中距離射程以上の武装を装備していなくても倒せます。
六, 長剣と双剣に関してですが、コンボ回数が増えるスキルを優先的に解放しましょう
七, マテリアルは、攻撃力と装弾数、電撃と氷の属性付与がお薦めです
八, ステージを攻略する際には、敵の出現情報を必ず確認する癖をつけましょう
九, 攻撃系の強力なマテリアルが付いた下着を手に入れたら、それを毎回メモして下さい
十, 宝箱は走りながらでも開けられます
十一, どの難易度であれ、基本的には好きなキャラ・好きなカップリングで出撃するのが肝要です
十二, ただクリアするだけなら、バランスブレイカーであるラドリアさんを使用しましょう。S.O.D(固有技)の性能が異常に高いので
十三, 最終的には、衣装ダメージ軽減を100%以上にすれば、まず死ぬことはありません
難易度がノーマルなら、ヘリさえ落とせれば他に頭を使う必要はありません。
衣装ダメージを0にすれば、難易度エクスタシーでも楽勝です。クリアしても何の感慨もありませんが。
それと、ラドリアさんを使用する場合、ショットガンは必要ありません。(ドドリアさんじゃないですよ?)
適正なバランスを維持したままクリアしたければ、ファレンちゃんがお薦めです。S.O.Dの性能が二番目に高いので。
「ミドガルドにおいて、数では圧倒的に劣るレンジャー部員達が使った手段でな。まずは走って逃げるでござる」
「逃げる!?」
「そう。まぁ正確には走って逃げるフリをするでござるよ。数は当然追ってくるが個体差で速さにバラつきが生じるから
自然、速い異形から順に追いついてくることになる。そこを狙って振り返りざまに撃ち抜き
再び走る。これを繰り返せば敵を全滅、もしくは振り切って無事生還できるという訳でござるよ」
困ったら以下を参照しましょう。
http://xn--zck9awe6d820vk6qg9be46k.com/category/bulletgirls_p/
https://h1g.jp/bulletgirls_p/?%E3%82%AA%E3%82%B9%E3%82%B9%E3%83%A1Lv%E4%B8%8A%E3%81%92
非常に参考になりました、この場でお礼申し上げます。
二つ目のURLにあるレベル上げに情報を足しておきます。
マテリアル「背水の陣」を装備してFIM-92-Rで攻撃すれば、
ヘリだけでなく戦車も一撃で沈みますので楽にクリア出来ます。(難易度ノーマル)
ちなみに、表示はされませんが、キャラのレベルが上がることで攻撃力も上昇します。
ハードでのクリア時間はおよそ30時間程度になると思われます。ADVパートのスキップ無しで。
システムについて:
近代兵器で武装した三十匹のオークと一機の戦闘ヘリ、そして二匹のドラゴン……
これらをたったの二人で同時に相手にした時、プレイヤーは思わず口にしてしまうでしょう、
「くっ……殺せ!」
と。使いどころが違うだろという指摘には聞く耳持ちません。
バディのAIは基本、敵に特攻していくばかりであり、結果として足を引っ張られることも少なくありません。
明るい作風であるにも関わらず、消え入りそうな声で延々と救援を求められると、流石に気が滅入ってきます。
おそらくは、衣装が剥ぎ取られていくようにする為、あえてこのようなバランスにしてあるのだと推察されます。
ちなみに回復させる為にこちらが脚を止めると、敵の攻撃の的になってしまいがちです。
敵の数が非常に多く、ハード以上だと固過ぎます。筆者はショットガンの有用性に気づいたのは
メインシナリオを全てハードでクリアしてからですが、こればプレイヤー全員が知っておくべきことでしょう。
前作の最高難易度で全てのミッションをSランククリアしましたが、ショットガン無しでは、こちらのハードはそれ以上の難易度でした。
ADVパートで、過去ログがその場で見られるように改善されていました。
ですがロードに問題があるのか、会話に不自然な間があることが多発していました。
ネタが面白いので、個人的にはそれほどストレスには感じませんでした。
常にという訳ではありませんが、壁をすり抜けて敵の遠隔攻撃だけが当たるのは、もはやバグですね。
同時押しに対応する為、キーコンフィグは自由にいじれるようにして頂きたい所です。
下着の種類にもよりますが、スク水などを着用する際に、背中や肩などから見えてしまうのは少々残念でした。
更衣室でプレイヤーに目線くれるのは良かったです、オンとオフを切り替えられたら更に幅が広がりますね。
次回作以降への要望を少し挙げておきます。
まず、せっかくのバディシステムですが、百合的な面をアシストするには至っていないと思われます。
この点では、某百合アクションRPGの二作目を参考にして改良を加えて頂けると助かります。
次に、おブラとおパンツですが、どの下着にどのマテリアルが付いているのかを一覧で表示出来るようにして下さい。
また、上下がバラバラで装備すると見栄えが良くないので、下着にもスロットを設けてマテリアルを自由に装備出来るようになると良いです。
いや、そもそも下着にマテリアルは不要かも知れません。
某所でダブル尋問に69を希望する声が上がりましたが、横槍が入らなければ是非とも実装して頂きたい。
それと時計、巨乳薬と微乳薬は尋問アイテムのスロットとは別にして欲しいです。
新規の衣装に、競泳水着を是非ともお願いします。
視点移動は前作までの仕様に戻して下さい。
後は、ステルス要素の復活を希望です。ステージデザインを以前のように練って下さい。
敵を人間にするか、もっと知性がある異形などの設定で次回作のシナリオを構築すればより自然に馴染むかも知れません。
個人的にモンスター娘は苦手ですので、女の子は普通に人間ベースが良いです。
ですが、ケット・シーはもちろん好きですし、ハーピィなんかも嫌いではありません。マーメイドとかもOKです。
もしステルス無しであるなら、アクションとTPSを融合した新しい地平を切り開かれることを願います。
今までに無い面白いシステムが完成するかも知れません。
ついでシナリオについてもう少し言及しておきます。
次回作があるなら当然シナリオライターは続投を希望です。
前作までは一枚岩であったファン層ですが、今回で二分してしまった感があります。
しかしナンバリングでは売上的にはジリ貧だったように思えるので、今作の企画は英断であったと考えます。
理想を言えば、ナンバリングとファンタジアで独立に平行して続編を出し続けることですが、
おそらく予算的に不可能だと思われます。個人的には、片方しか残せないのなら、ファンタジアの継続を期待します。
『バレットガールズ ファンタジアⅧ』まで作れそうですね。(ぐるぐる目)
モデリングについて:
※ これはトリミングしてあるので、実際はここまでのアップにはなりません
戦闘時であっても技を使った時の仕草が可愛いです。カッコイイのも勿論好きですが。
この仕草はいたずら好きの猫っぽくてれみれみに似合ってますね。
上のれみれみに少し仕草が似ていますが、ファレンちゃんのこれも可愛い。
ADVパートでも新たなモーションが追加され、可愛さに拍車が掛っていました。あと涙目とか大好きです。
時間が取れたら、スクショをもう少し挙げていきます。
百合的な場面の抜粋:
所々抜けがありますが、気が向いたら追加していきます。
<その他>
彩を心配する月代
すっかり彩に懐いているメリーナ
高い値段を吹っかけるメリーナ、咲姫の体で払ってもらうことに
れみれみもケット・シーなんだよ~と咲姫が与太話を語った後で、
それならケット・シーどうしでバディを組むみゃと言い出すメリーニャ。
それにガチ嫉妬で口調すら乱れる姫ちゃん
ファレンの心と体を揉みほぐすように頼まれる月代。正に雇われヒットマンなノリです。
それを目にしてガチで怒る優理奈
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