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聖ミカエル女子学園 開校

聖ミカエル女子学園 開校:


 http://mikajyo.pink/

 青文字三部作 詳細レビュー(まずはここを参照)

 以下の文では苦言を呈するようで心苦しいが、
 これはシリーズに対して心より心配している為。「その花」を貶めるつもりは毛頭無い。

300_pcwall.jpg

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 (以下の文章を書いたのは、下の画像がアップされる以前の事)

 このキャラデ(上の画像)は正直どうなんだろう? 一般的な同人レベルといって差し支えない。

 青文字シリーズの惨憺(さんたん)たる前例がある以上、
 シナリオと演出が突出した出来栄えでない限り、人の心を掴む事は出来ないだろう。
 このままでは、手抜きに気が付き始めたファンが戻る事はない。

 また仮に新規のファンを獲得したとしても、右肩下がりな内容では定着してくれる事はない。

 もちろん、今回も作品の出来不出来は、実際にプレイしてみないと分からない。

 百合作品だけで三つのラインを持つことになるが、
 現状、ディレクターにクオリティコントロールの能力が欠如していて、
 構成を練り、粗を潰し、品質を高めることが出来ていない。

 赤文字シリーズにおける、ぺこ氏の絵が際立っていて声優にも全く問題は無いが、
 他は三文芝居に低品質な音楽と背景で、著しくアンバランスだ。

 一般に百合作品はあまり売れないから、妥協も必要になることが極めて多いが、
 昨今の「その花」は、シナリオやテキストに情熱が感じられないのが何よりも残念。
 スクリプト演出やシステム面を軽視する事も目立ってきた。(※一)

 また近年のドラマCDの乱発を始めとする、粗製乱造の兆しを見逃してはならない。

 様子見と決め込むか、一作だけでも手を出してみるか、判断が分かれる所だ。

 「その花」の品質は、百合ゲームの世界におけるある種の指標と言える。(※二)
 百合作品の顧客層は、作り込んでも違いが分からないからと、
 制作側が手を抜く事が一般的になってもらっては困る。

 大袈裟ではあるかもしれないが、
 その日が来た時、百合というジャンルは死を迎える事になる。

 八年間の長きに渡って、百合ゲームを作り続けてきた事には、
 ファンならば誰もが感謝している。どうか初心を忘れないで頂きたい。



 ※注釈一:
  スクリプトに関しては、画面の切り替えや、全体を映す為に用いられるティルトアップ等を、
  システムは「あなたに誓う愛」での同人仕様を考慮したもの。
  システムだけ同人時代に退行していて他の素材は流用している為、槍玉に挙げる事となった。
       
 ※注釈二:
  リ○ウムトライアングル等を念頭に置いた記述。


作画比較:


2000_pcwall.jpg
 (以下の文章もまた、上の画像がアップされる以前のもの)

 まずは、以下の二つを見て頂きたい。

500_pcwall_20180914051608449.jpg300_pcwall_20180914051607e70.jpg


 今回、ぺこ氏の絵はいつも以上に力の入った仕上がりだと思うので、
 比較するのは酷だが、その分を差し引いて考えるように願う。

 新キャラはまず眼の瞳孔と、虹彩に相当する部分がデフォルメして癒着している。
 言い換えれば、二つに分かれた虹彩部分と呼ぶか、
 あるいは一つの虹彩部分と一つの大きくて薄い瞳孔と呼ぶべき物となっている。

 つまり、小さくてハッキリとした瞳孔が描かれていない。ハイライトも角度によらずほぼ正円。

 当然デフォルメ具合は絵描き次第だが、例えば笛氏も今はハッキリ描き分けている。

 新キャラは上まつ毛が横方向のみで、重なりがあまり表現出来ていない。
 付言するが、目尻のそれはここでは無関係。

 上に挙げた、個人的に違和感の覚える箇所を、ぺこ氏は全てクリアしている。
 同じく私感ではあるが、ぺこ氏の描く眼は宝石、新キャラのそれはビー玉に見える。

 耳の描き込みもぺこ氏は程良いデフォルメ具合で、いくつかの部分に分けている。
 耳輪(耳の外側のライン)が、璃紗は美しい有機的な五角形に近い形状だが、新キャラは単なる楕円状に近い。

 耳輪内の線の描き込みは、新キャラは一本だけ、
 璃紗のは四本~六本(切れ目をカウントするかどうか)。

 さらに続けて、耳における影付けの濃淡の諧調数は、新キャラは三つ。璃紗は七つ。

 こうした細かい数字の正しさは描いた(塗った)本人にしか分からないが、
 素人目に見ても、ぺこ氏の絵は細部にまでバランス良く手が行き届いている。

 青文字の時もそうだったが、耳について、会田氏は三作目におけるタイトル画面ではデフォルメが過剰で簡素、
 一作目二作目のタイトル画面及び個別CGでは、リアル路線過ぎて、極端に走っていた。
 今回は個別CGではない為、本編ではどうなるか、とりあえず判断は保留という事になる。

 次に唇について。

 美夜は唇の下に僅かに影付けが見られ立体感が生じ、
 下唇はほんのりと桜色がかった肌色が大変美しい。璃紗の下唇にも僅かにこの塗りが見える。
 これは表情にもよる為、ぺこ氏の絵であっても描かれないことはある。

 唇のハイライトは両者共に見られるが、オレンジ系の髪の娘にはそれが無い。

 最後に、以下で主に会田氏の絵柄についての所見を述べる。

 この短期間の間に別の絵柄をそれなりに修めた会田氏には、プロ意識を感じる。
 青文字においては、パーツ毎のデフォルメ具合と描き込みにバラつきがあったものの、
 個人的に骨格や筋肉に違和感を覚えた箇所は無かった。

 現段階では服の下までは見えないので、新作ではそのバラつき具合が払拭されているかどうかを注視したい。
 広角パースについては先の詳細レビューにて記載。

 一つの絵柄を追及し続けた姿を見たかったという気持ちもある。
 青文字も継続する以上、二つの絵柄をほとんど完全に描き分けられるのか、
 互いに干渉することになるのかは、今後明らかになるだろう。

 青文字における会田氏の体の描き方は、アダルトアニメに見られる様な官能美がある。特に三作目に顕著。
 この点が上述した期待だが、「その花」を名乗らず別ラインで出せば良かったという気持ちは強い。
 言うまでもなく、氏の絵は青文字三部作では常に向上が見られる。

 氏の新規キャラに対してどうにも違和感を覚えたのは、
 この短期間の間に自分の中に無い借り物の絵柄で、
 新ブランドのイメージに合せたからだと筆者には思える。

 上にも挙げた通り、これによって体のデフォルメ具合が大きくなると思うが、
 顔に合せてどうバランスを取ってくるかに注目したい。

 現段階では同人作品か何かの様に見えるが、青文字三部作での向上し続けた前例が、
 氏の今後の成長について前向きな期待を抱かせてくれる。



モニター環境について:


 色や階調は使用するモニターやグラフィックスカード等にも依存するが、
 NECの2690WUXi2とNVIDIA GTS250を使用。
 各電源は絶縁されている、キャリブレーションは初期設定のまま。



記事の推敲について:


 以下に、本論評の推敲課程を書き記しておく。
 11/04に掲示板にて記事URLが貼られ、人が流入した為、新たに作画比較を行った。

  第一稿:制作に対する諫言 2014/10/31
  第二稿:ジャンルに対する忠言 2014/11/01
  第三稿:作画比較 2014/11/5
  第四稿:会田氏の絵について 2014/11/6

 これを以って決定稿とする。




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